狙った馬が来ても馬券は外す不思議:新潟記念(G3)

狙うは六番人気トーセンダンディ。訳は一昨年の秋に遡る。シンボリクリエスが三歳で、一度目の天皇賞(秋)を獲った一昨年の秋の日曜、忘れもしない10/27の関西のメインレース渡月橋S。これは、七、八、九番人気の決着となり、3連複が63240円の万馬券になったのだけれど、実は、これ、三着入線した二番人気トーセンダンディが進路妨害で六着に降着となったおかげの大波乱だったのである。

レースが審議になる事は、しょっちゅうだけれど、到達順位が覆される事は、めったにない。この時も、半分、諦めていたのが、思いがけない人気馬の降着。外れ馬券が当り馬券に転じた幸運を誰に感謝したら良いのだろう。取り敢えず、トーセンダンディ、降着してくれて有難う、と、不思議な縁であるが、それ以来、ずっと、彼を見続けているのである。

渡月橋Sの次走、古都Sで一着。その後、休養を何度か挟みながらオープン、重賞を使われるのだが、結果は出せず。しかし、前々走の七夕賞(G3)で、着順は、八着なるもタイム差0.3秒、そして、前走の関屋記念(G3)であわやの四着。いよいよ狙うなら、今日。ま、距離2000mというのがちょっと、長いかもしれないのだが。

新潟11R_新潟記念(G3)_ハンデ_芝2000
今回、一番人気の1レニングラード(安藤勝)を、二年前の古都S(1600万)で一蹴してるのが3トーセンダンディ(江田照)。ま、二年前の話なんだけど。馬券はこの3トーセンダンディと、去年のこのレースを一番人気で裏切った13エイシンハリマオー(田中勝)とを軸にした3連複流し。ちょっと、大穴が引っ掛かるのを期待している。3トーセンダンディは六番人気で、13エイシンハリマオーは五番人気である。

岡部騎手の2エイシンスペンサーが逃げる。スタート良く跳び出した3トーセンダンディは三番手。

直線、前の二頭が一杯になり、場内アナウンスが一瞬、「トーセンダンディ先頭!」と叫ぶ。おおおおおぉ!。しかし、すぐ後につけていた三番人気の8スーパージーン(中館)が満を辞して抜け出し、更に、遅れ馳せ、外めに出した1レニングラードが伸びて来る。しかし、3トーセンダンディも粘りに粘って、堂々の三着入線。

しかし、レースは審議。直線、13エイシンハリマオーの進路が狭くなった事らしい。しかし、着順は覆らず。覆ったって、13エイシンハリマオーはどっちにしろ馬券には絡まない位置にいたのだった。狙った3トーセンダンディは来てるのに、外れ。本当に、馬券、下手だな。何で13エイシンハリマオー、買ったんだっけ?

トーセンダンディの複勝3 290円。スーパージーン、レニングラード、トーセンダンディの3連複1-3-8 2810円。

新潟12R_妙高特別_1000万_別定_ダート
どうみてもこの三頭だろう。4トーホウセキト(柴田善)、8フルブラスト(後藤)、15シアトルユー(岡部)。一番人気と二番人気と四番人気である。配当は手堅く500円位かも知れないが、ま、今日の負け分が取返せれば良いと、軽く3連複一点。

先行した8フルブラストが直線、満を辞して抜け出す所を、4トーホウセキトが内から掬う。読み通り。あー、後、15シアトルユーが来れば出来るんだけど、ずっと、後方だったしなぁ、と思ったら、おっ、直線半ばにして、大外からすっ飛んで来るあのピンクの帽子と見覚え在る勝負服は15シアトルユーじゃないか。おお!。15シアトルユーは、素晴らしい伸び脚で、各馬をゴボウ抜き。ゴール100m前で、既に、上位三頭は確定。やったね、「はい、そ・の・ま・ま～」と軽く唄っちゃった。

判定写真がモニターに、大写しになって、見ると15シアトルユーがハナ差負けてる。えー、そんなぁ、と一瞬、勘違いしたが、これは、二着三着の判定なので、どっちにしても私の馬券は当りなのであった。るんるん。

配当は、1240円。お、意外とついた。一点で仕留めてるので良い気分である。今日は、また、傷を深くしない内に、ささっと帰ろう。

しかし、一つ前のレースで、こういう状況が訪れていて来てたら、如何に気持ち良かった事か。

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